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【安田記念】イスラボニータ自信回復 道中“不利”でもきっちり併入

デイリースポーツ
  • 2017年06月01日(木) 06時04分
 「安田記念・G1」(4日、東京)

 魂の入った完成型に近づいた。イスラボニータが5月31日、美浦Wで威風堂々の動きを見せつけた。ヤマニンリュウセイ(4歳500万下)を追走しての直線併せ。途中から他厩舎の併せ馬が進路をふさぎ、ペースアップできない。仕方なく内へ切り替えたが、何事もなかったかのようにきっちりと併入した。タイムは5F67秒4-37秒2-12秒3だった。

 やればいくらでも動いた以前の同馬とは違う。今は走りたいという本能を制御できる。栗田博師も「他厩舎の馬がいてタイトな攻め馬になった。先週は負荷をかけたし、今日の動きには満足」と笑みがこぼれた。

 前走マイラーズCが14年のセントライト記念以来、実に2年7カ月ぶりの勝利。トレーナーは「前走は着差はともかく内容がいい。馬がどっしりとして自然体でレースに臨んだ。今年はわれわれが気持ちをリセットし、最良の仕上げを考えてきた。東スポ杯2歳S、共同通信杯皐月賞を連勝した時の流れとよく似ている」と、馬が自信を回復したとみる。

 ルメールにはJRA史上初の4週連続G1制覇の記録も懸かる。中間は乗っていないが、「いつも2、3着が多いけど、前走はいい勝ち方。ラスト150メートルの脚が良かった。東京コースはよく走っている。自信あります」と言う。人も馬もモチベーションピークといえそうだ。

提供:デイリースポーツ

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