「
さきたま杯・Jpn2」(31日、浦和)
向正面で一気に仕掛けた3番人気の
ホワイトフーガが最後の直線も独走。後続に4馬身差をつけて、4月の
マリーンカップに続いて交流重賞を連勝した。2着は2番人気の
モーニンが追い上げ、1番人気の
ベストウォーリアは3着を確保するのがやっとだった。
砂の女王
ホワイトフーガが、歴戦の猛者を子供扱いにして南関東での重賞7勝目。最後の直線では鞍上の蛯名が後ろを振り返る余裕の独走で2着の
モーニンに4馬身差をつけた。
文句なしの勝ちっぷりだ。道中は6番手で折り合い、残り800メートルからロングスパート。早々と勝負を決めてしまった。「前半に折り合えたのが全て。自分で動けるなら動いていこうと思っていたし、馬もよく反応してくれたね」と蛯名は会心の騎乗を満足そうに振り返った。
この日の馬体重は前走からプラス9キロの521キロ。デビュー以来最も重い体重での出走となったが、パワーとスピードを存分に見せつける圧巻のパフォーマンスを披露。見届けた
高木登師は「千四で全能力を発揮できる仕様でした」とこちらも満面の笑み。今後については「様子を見ながら」(同師)と慎重な姿勢だが、昨年勝った
スパーキングレディーカップ(7月6日・川崎)に照準を合わせていくことになりそうだ。
提供:デイリースポーツ