6月3日(土)に阪神競馬場で行われる第70回
鳴尾記念(GIII・芝2000m)に、美浦から
マイネルフロスト(牡6・美浦・
高木登)と、
ミュゼエイリアン(セン5・美浦・
黒岩陽一)の2頭が出走する。
前走の
新潟大賞典(GIII)で2着の
マイネルフロストは、5月31日(水)にウッドチップコースで強めに追われた。高木調教師のコメント。
「前走はブリンカーの効果があったようで、頑張ってくれました。これがきっかけになってくれればと思います。本来使って良くなるタイプですが、休み明けだった前走であれだけ走ってくれました。1度使って状態面の上積みがあることを考えれば、今回も期待できますね。どれだけ走れるか楽しみです」
今回が去勢明け3戦目となる
ミュゼエイリアンは、5月31日(水)にウッドチップコースで併せ馬の追い切りを消化した。黒岩調教師のコメント。
「出走できそうなレースを選択することになってしまうので、前走の
谷川岳S(OP・5着)の後は、例年頭数が少ない傾向のあるこのレースを目標にしました。前走は去勢して2戦目で落ち着きが見られ、先行してどれだけ脚を使えるかという競馬になりました。終いは切れ負けしたのは仕方ないですし、内容は良かったですね。
先週までしっかり調教をやってきていますし、今週の追い切りも良いリズムで雰囲気も良かったです。良い状況ではありますが、去勢して減った体はまだ戻り切っていません。あと10キロほど増えてくれればと思います。これが今後の課題ですね。距離は1600から2000mが守備範囲でしょう。今回はコーナーを4つ回るコース形態なので、前走のように先行する競馬で脚を使えればと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)