「
安田記念・G1」(4日、東京)
史上初の4週連続G1制覇へ。
アドマイヤリードで
ヴィクトリアマイルを優勝したのを皮切りに、
ソウルスターリングで
オークスを、そしてダービーでは
レイデオロを頂点へと導いたルメールが、前人未到の偉業に挑む。
ルメールは先週を振り返り「日本でダービージョッキーになるのは夢でしたから、すごくうれしい」と顔をほころばせる。向正面で一気に動くという積極策。「(連続して)G1を勝っていたので、自信があったし、
トライもできた。負けていたら怖くてできなかったかも」とG1連勝の勢いが、あの“神騎乗”につながったと明かす。
3週連続G1制覇は01年のペリエと並ぶもの。新記録達成は大いに意識しており、「4連勝したいです」と気合が入る。今週、大一番でコンビを組むのはマイラーズC覇者
イスラボニータだ。「前走は楽に勝てましたし、彼も自信になったでしょう。今の自分と同じ。自信はありますよ」と言い切った。
先週は
目黒記念も
フェイムゲームで制しており、3日の
鳴尾記念(
バンドワゴン)、
安田記念と勝つようなら、JRAタイ記録となる実施機会平地重賞5連勝。そしてJRA重賞通算50勝に到達する。今のルメールなら、何をやってのけても驚けない。無双の存在感を漂わせて、今週のターフでも主役を演じ切る。
提供:デイリースポーツ