02年
桜花賞(GI)を制した
アローキャリー(牝7)が、1月5日に繋養先の静内・矢野牧場で急性心臓麻痺の為、死亡していたことが分かった。
アローキャリーは、
父ラストタイクーン、
母アロールーシー(
その父サンキリコ)という血統。01年5月に北海道・北川數男厩舎からデビュー、2戦目で初勝利を挙げた。栗東・山内研二厩舎に転厩して迎えた阪神ジュ
ベナイルF(GI)では、K.
ファロン騎手騎乗で9番人気ながら2着に好走。その後は、
桜花賞トライアル・
アネモネS(OP)で8着に大敗するなど精彩を欠いていたが、
桜花賞では13番人気ながら快勝し、鞍上の
池添謙一騎手とともに、
JRA・GI初制覇を飾った。さらに
地方競馬出身としては、94年
オグリローマン以来となる
桜花賞制覇となった。その後は結果が出ず、02年マイルチャンピオンS(GI-18着)を最後に現役を引退、故郷の矢野牧場で繁殖生活に入っていた。
繁殖入り後は、04年に
父ブライアンズタイムの牝馬、05年には
父シンボリクリスエスの牡馬を出産。今春は
ダンスインザダークの仔を出産予定だった。
写真は02年桜花賞です