近10年で1番人気馬の連対は3回。トップハンデ馬の勝利は13年
マルセリーナのたった1回と波乱の目立つ
マーメイドS。軽ハンデ馬が活躍する重賞だ。
キンショーユキヒメのハンデは51キロ。秋山騎手が51キロで騎乗するのは12年夏のUHB賞以来で約5年ぶりとなる。食事制限に、サウナで汗取り…。そんなことを想像したが、鞍上の回答は意外だった。「“51キロは乗れない”って思われていて依頼がないだけ。いつもよりは食べないけど、無理せずに乗れる斤量」。体を絞る必要はないそうだ。
騎乗依頼した中村師が笑う。「51キロだけど乗れるか?って聞いたら、二つ返事でOKだった」。昨年12月の
名古屋日刊S杯4着以来のコンビ復活に「秋山も思うところがあるんじゃないかな」と期待する。
指名を受けた秋山騎手は「あの時は不利を受けた。ブレーキをかけてすぐに動けるような馬じゃないから。ハンデ戦だからね。楽しみ」と“思うところ”がある様子。前述した5年前の51キロ騎乗時は
シュプリームギフトで見事にVを決めている。格下馬と侮ってはならない。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ