スマートフォン版へ

【エプソムC】ダッシングブレイズ初の重賞V 浜中内ラチ激突の“悪夢”払拭

デイリースポーツ
  • 2017年06月12日(月) 06時00分
 「エプソムC・G3」(11日、東京)

 “悪夢”を振り払う勝利だ。浜中騎乗の5番人気ダッシングブレイズが、直線鋭く抜け出し重賞初V。昨年の東京新聞杯で内ラチに激突して競走を中止していた人馬が、同じ競馬場で会心の勝利を決めた。1番人気アストラエンブレムは2着。3着には逃げたマイネルハニーが踏ん張った。

 人馬にとって、待ちに待った日がやってきた。「うれしいですね」-。浜中はダッシングブレイズとの久々の勝利の味をかみしめた。

 ハニー、ミラノの“マイネル”2騎が引っ張る流れ。その直後に位置すると、直線では2頭の内に進路を取り、ラスト1F過ぎで先頭へ。最後はこん身の手綱で、外から迫る1番人気馬を半馬身抑えた。「坂を上がって一番苦しくなるところで、もう一段頑張ってくれた」。パートナーの踏ん張りをねぎらった。

 悪夢を振り払う会心の勝利だ。3連勝中の勢いを駆って挑み、1番人気に推された昨年2月の東京新聞杯。迎えた直線残り400メートル過ぎだった。最内から抜け出しにかかったところで内ラチと接触し、バランスを崩すと、さらにもう一度ラチに接触して落馬転倒。浜中は左橈骨遠位端骨折など4カ所を骨折する重傷で、長期の戦線離脱を余儀なくされた。

 落馬後は2度手綱を取ったが、結果を出せず。悔しい思いをしてきただけに、「馬にも申し訳ないことをしましたからね。もう一度勝てれば、お互いにまた頑張れると思っていた」と時折、言葉を詰まらせながらうなずく。そして「これでもっと大きなところへ向かっていけます」と気持ちを新たにした。

 吉村師も感慨深げだ。「もっと早く重賞を勝たせなければならなかった馬。何とか(浜中)俊で勝ちたかったからね」と笑みがこぼれた。1800メートルを克服し、「2000メートルにもまた挑戦してみたい」と意欲を見せる。同じ競馬場で1年4カ月前の“リベンジ”に成功したコンビが、中距離戦線を盛り上げていく。

提供:デイリースポーツ

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す