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【マーメイドS】藤岡佑、マキシマムドパリで4年5カ月ぶり重賞勝った

デイリースポーツ
  • 2017年06月12日(月) 06時00分
 「マーメイドS・G3」(11日、阪神)

 力を信じて早めに動いた。道中、4番手から4コーナーで先頭。外からクインズミラーグロキンショーユキヒメ、内からはアースライズが襲いかかる。ハンデ戦らしいゴール前の激しい叩き合いを制したのは3番人気のマキシマムドパリだった。

 「力は上だと思っていたので強気に乗りました。馬場も思っていたより悪化しなかったので、力に任せて行きました」と藤岡佑の笑みがはじけた。自身、13年1月の根岸S(メイショウマシュウ)以来、実に4年5カ月ぶりとなる久々の重賞V。思い描いていた通りの会心の騎乗だ。

 マキシマムドパリにとっても暗雲を振り払いたい一戦だった。今年1月の愛知杯で重賞初Vも、前走の大阪城Sでまさかの13着大敗。加えて捻挫のアクシデントにも見舞われた。「前走後に休ませたことで体調は良くなっていたね。昨年の夏に乗ってこの馬のことは分かってくれていたし、その時に話していた通りの騎乗をしてくれた」と松元師は鞍上をたたえる。

 2つ目のタイトルを得たマキシマムドパリ。「次はクイーンS(7月30日・札幌)に向かうつもりですが、函館記念(7月16日・函館)も登録する予定。体調に合わせて判断します。秋はエリザベス女王杯(11月12日・京都)を狙いたいですから」と指揮官はプランを練る。仁川で自信を回復させた芦毛の5歳牝馬。秋に大輪の花を咲かせるべく、北の大地へと向かう。

提供:デイリースポーツ

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