並んだ純白の馬体に周囲の視線はくぎ付けだ。13日、函館競馬場で2頭の白毛馬がそろって調教を行った。
カスタディーヴァ(牝3歳、美浦・
田村康仁厩舎)と
ホワイトドラゴン(牡3歳、栗東・
鮫島一歩厩舎)。初日の運動時に偶然顔を合わせてから、ずっと一緒に調教しているという。
厩舎が違えば性別も違う。通常のトレセンではあまり見られない光景だが、東西の馬がそろって調教を行う函館競馬だからこそ、このコラボレーションは実現した。ただ、お互いに見慣れない白毛だけに多少の戸惑いはある様子。
ホワイトドラゴンの松浦助手は「たぶん、こっちは嫌われていると思う。この前、蹴られそうになったからね」と苦笑いしていた。なお、あす14日の追い切りも2頭で併せ馬を行う予定となっている。(刀根善郎)
提供:デイリースポーツ