「ユニコーンS・G3」(18日、東京)
リエノテソーロが文句なしの最終リハを披露した。美浦Wでの14日の併せ馬は、予定通り4Fからのしまい重点だったが、軽く仕掛けただけでパートナーを圧倒。万全の出来で、JRA重賞初制覇へ乗り出す。
梅雨空を吹き飛ばすように、
リエノテソーロが気持ちのいい最終リハを披露した。
先週に続いて
グリターテソーロ(3歳500万下)をパートナーに、これを4Fで3馬身ほど先行させてスタート。道中もスムーズに折り合い、直線は進路を内へ。鞍上が両手で手綱を押しての
ゴーサインに瞬時に反応すると、あっと言う間に差が広がった。最後は3馬身突き放してのフィニッシュだ。
4F52秒6-38秒4-12秒1のタイムに、武井師からは思わず白い歯がこぼれた。「いままでになく、すごい反応でした。普通キャンターの時点から弾む感じが違った。今回は順調に来られたし、状態としてはデビューしてから一番いいですね」と“絶好調”宣言まで飛び出した。
デビューから芝で2連勝。前走のNHKマイルCでも13番人気ながら2着と気を吐いたが、「現時点でダートに変わるのはプラス」とキッパリ。「頑張ってほしい、というか、結果を出さないと“アイツは何やってんだ”って言われちゃいますから」と笑う。それこそ自信の表れだろう。
気性面で輸送に難を残すため、前走同様、輸送後に十分ケアできる木曜輸送を選択。最大目標は「来年の
フェブラリーS」と言う。「いまのままでは(11月の)JBC(ス
プリント)が賞金的に厳しくなりそう。そのためにも」。初のJRAタイトルへ、一点の不安も伝わってこない。
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提供:デイリースポーツ