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函館スプリントS・G3」(18日、函館)
俊敏な脚さばきで好時計をたたき出した。
シュウジは14日、函館芝で5F62秒2-34秒8-11秒5。前を行く僚馬2頭を目標に運び、4角では大外へ。直線に入ってから、鞍上の松田(レースは
武豊)が送り出す
ゴーサインにしっかりと応えて豪快に突き抜けた。動きを見届けた須貝師は「前走から間隔があいているので、ある程度はやっておかないと。あれだけ外を回りながらこの時計だからね。思い通りの調整ができた」と満足顔だ。
昨年はこのレースから千二〜千四路線に切り替え、暮れの阪神Cまで2、2、4、1着。当然、今年の活躍を有望視されたものの、春2戦は8着、15着と期待に応えられなかった。指揮官は悩みを明かす。「精神的にずるい面があり、実戦でやめてしまう」。
それでも実績のある北海道なら-。「洋芝が合っているのは昨年に証明しているので、あとは気持ちの問題。(武)豊クンはそういう馬も上手だからね。期待します」と力を込めた。初騎乗となる名手の導きで、天才ランナーが復活ののろしを上げる。
提供:デイリースポーツ