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【宝塚記念】ゴールドアクター復権狙う キタサンブラックに4連敗中…逆転期す

デイリースポーツ
  • 2017年06月21日(水) 06時03分
 「宝塚記念・G1」(25日、阪神)

 メンバー唯一のグランプリホースゴールドアクターが“攻め”の姿勢で王座奪回を狙っている。15年有馬記念キタサンブラックを下してから1年半、G1タイトルから遠のいているが、勝てば史上14頭目の宝塚記念有馬記念Vが懸かる一戦。陣営は復活を願い、愛馬を鍛え上げてきた。

 まぶしい日差しが注ぎ込んだ20日朝の美浦トレセン。ゴールドアクターは坂路を2本駆け上がった。黒みを帯びた青鹿毛の馬体が、太陽の光を受けてピカピカと輝きを放つ。一昨年の有馬記念の覇者が、復権を目指す一戦に着々と態勢を整えつつある。中川師は「順調ですね。体調はいいと思います」と、引き揚げてきた愛馬を誇らしげに見つめた。

 昨秋のオールカマーを制して以降、4・3・5・7着と白星から見放されている。有馬記念で封じたキタサンブラックには4連敗中。その差はドンドン広がるばかりだ。新たに横山典を鞍上に据えた前走の天皇賞・春でも7着。出遅れて、本来の先行策が取れなかったのも影響したか。トレーナーは「パドックからおとなしかったね。輸送を考慮して(最終調整を)手控えた結果か、馬に元気がなかった」と振り返る。

 今回は“攻め”の姿勢を貫いてきた。1週前には横山典が騎乗し、美浦Wで6F83秒2-37秒9-12秒7。迫力満点の動きを披露した。最終リハも以前のように併せ馬を行う予定だ。「キタサンブラックは強いから」と前置きしながら、「いろいろ工夫をしながら攻めてきた。阪神は初めてだけど、脚質的には合っていると思う。頑張ってほしい」ときっぱり。

 やるべきことはやってきた。“復権”の二文字を旗印に、堂々と仁川の大舞台を目指す構えだ。

提供:デイリースポーツ

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