「
宝塚記念・G1」(25日、阪神)
こん身の仕上げで臨む。15年
有馬記念の覇者
ゴールドアクターは21日、美浦Wで追われた。6Fで
スカイステージ(4歳障害未勝利)を大きく追走し、直線で射程圏に入れると一気に加速。並ぶ間もなく抜き去り、1馬身半先着を決めた。
刻んだタイムは6F81秒7-38秒6-12秒6。中川師は「休み明けを使いながら体調は良化。期待を持って送り出せる」と胸を張る。この中間は6Fからの追い切りを4本消化。しっかりと攻めた。騎乗した宮崎(レースは横山典)も「いい動きだった」と状態の良さを実感している。
前走の
天皇賞・春は7着。師は「気が入っていなかった」と精神面を敗因として挙げる。前向きさを欠き、いつもと違う後方からの競馬。結果として持ち味が生きなかった。今回は調整法を工夫したこともあり、本来の闘争心が戻っている。
「相手は強いが、頑張ってほしい」と師は前を向く。2年前の
有馬記念で
キタサンブラックを破った実力馬が、初夏の
グランプリで復活ののろしを上げる。
提供:デイリースポーツ