6月25日(日)の東京11RのパラダイスS(OP・芝1400m)は、なかなかの好メンバーが揃った。重賞でも好走歴があり、東京1400mを得意にしている
グランシルクや、重賞2勝の
ロードクエスト、
フリーウェイS(1600万下)で一昨年の
フェアリーS(GIII)以来、およそ2年4か月ぶりの勝ち星を挙げた
ノットフォーマルら、美浦から出走する注目馬について、関係者のコメント。
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グランシルク(牡5・美浦・
戸田博文)について、戸田調教師。
「先週結構やっていますし、前走の
京王杯SC(GII・3着)から間隔もあいていないので目一杯やる必要もないですから。今週(6/21)は単走で、終い重点の追い切りをしました。問題ない動きだったと思います。前走は道悪が上手な馬にやられましたが、この馬も馬場はこなせるのがわかりました。
何とかここで賞金を加算して、また重賞にチャレンジしたいですね。もう1ハロン延びても問題ないとジョッキーは話をしていますが、東京の1400mがこの馬にとって1番競馬がしやすいでしょう」
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ロードクエスト(牡4・美浦・
小島茂之)について、土明調教助手。
「乗り込んでいますが、息遣いは久々という感じがします。ただ久々とは言っても、オープン特別なので、ここは何とかしてほしいですね。レースでは、自分の競馬に徹するだけだと思います。賞金を加算して
関屋記念に行きたいですね」
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ノットフォーマル(牝5・美浦・中野栄治)について、黛調教助手。
「今週は江田(照)騎手が乗ってウッドチップコースで追い切りましたが、なかなか良い感触を持ってくれたようです。前走は逃げて東京の長い直線を2枚腰、3枚腰でよく粘ってくれました。切れる脚はないですが、粘り強いですからね。前走のように走ってくれれば、そんなにおかしな競馬はしないと思います。
前走後も順調に来ていますし、前走より良くなっています。毛ヅヤもとても良いですよ。雨予報が出ていますけど、気難しい面がある馬ですし、走る気をなくすかもしれないので、滑るような馬場にはなってほしくないですね」
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ダイワリベラル(牡6・美浦・
菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「今週(6/21)の追い切りはまずまず良かったですね。今回の東京の1400mより中山のマイルの方が得意ですけど、キャリアを積んでいますし、競馬にはそんなに注文はつきません。33秒台の切れる脚は使えないので、全体的に時計がかかるレースになってほしいですね」
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コスモドーム(牡6・美浦・
金成貴史)について、金成調教師。
「坂路で追い切りました。単走で速い時計が出ましたが、調教では動く馬なので、いつも通りの追い切りでした。レースを使ってきていますので、大幅な上積みはないかもしれないですけど、状態が変わりないのが何よりです」
(取材・写真:佐々木祥恵)