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【宝塚記念】世界のサトノクラウン国内G1初戴冠 香港を制した豪脚炸裂!

デイリースポーツ
  • 2017年06月26日(月) 06時05分
 「宝塚記念・G1」(25日、阪神)

 これが世界を斬った末脚だ。3番人気のサトノクラウンが大外から力強く差し切り、国内G1初制覇を決めた。2着は5番人気のゴールドアクターで関東馬のワンツー。3着には4番人気の紅一点ミッキークイーンが入った。なお、単勝1・4倍の断トツ人気を背負ったキタサンブラックは9着に惨敗。レース後、北島三郎オーナーは凱旋門賞を断念することを表明した。

 海外G1を制した末脚が仁川でもさく裂。“1強”ムードのグランプリを3番人気サトノクラウンが制した。

 道中はキタサンブラックを徹底マークした。「キタサンの後ろで心配ないと思った。何でもできる、みたいな感じだった」。殊勲のM・デムーロがしてやったりの表情で振り返る。絶好の位置取りに、しびれる手応え。脚の鈍ったG1・5勝馬を残り200メートルでかわし去ると、内で粘り込みを図るゴールドアクターを楽々と差し切った。

 「さすがG1馬」。主戦が胸を張る。「ハイランドリールが先日、アスコットでG1(プリンスオブウェールズS)を勝った。だから自信があった」。昨年の香港ヴァーズで負かした馬の活躍を思えば、負けられない気持ちだった。「昨年は悲しかった。凱旋門賞の夢がなくなったので」。昨年の宝塚記念を最後に電撃引退した、同じ堀厩舎のドゥラメンテの雪辱を果たし、ホッとした表情をのぞかせた。

 もう同じ轍(てつ)は踏まない。6着に敗れた大阪杯は、馬の繊細さが災いして環境に対応できず、状態面に不安を残した。この日は馬体を減らした大阪杯から10キロ戻しての出走。馬運車内の馬が収まるスペースを広げてもらい、輸送時のストレスを軽減。到着後は関東馬の出張馬房ではなく、比較的騒音の少ない関西馬の馬房に入厩した。1週前、同厩馬が遠征した際、シミュレーションしたという。堀師は「要望を聞いてもらい、いい状態で来られたのが大きい。結果が出てよかった」と笑みを浮かべた。

 夢が広がる1勝を手にした。「どこでも行きたい」。主戦が世界戦をにらめば、「サトノダイヤモンドが遠征するので、春の段階では今年は国内で、と予定していた。ただ、勝ったことで色んな選択肢が出てくると思う」とトレーナー。秋のプラン修正もありそうだ。世界を席巻したモーリスに続け-。今後も快進撃は止まらない。

提供:デイリースポーツ

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