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ラジオNIKKEI賞・G3」(7月2日、福島)
ダービーを無念の除外となった
サトノクロニクルだが、前走の
白百合Sで2勝目をマーク。わずか鼻差のVだったが、手綱を取った川田は「何とか届いてくれた。いい経験になったと思います」と、戦績を〈2・3・0・0〉にした
ハーツクライ産駒への期待の大きさを示した。
池江師の思いも同じだ。「着差はわずかですが、きっちり勝ってくれましたね。この中間、ダメージは見られませんし、在厩でしっかり調整できました」と、順調な仕上がりをアピール。初重賞勝利に力を込める。
1週前追い切りは栗東CWで併せ馬。直線で一杯に追われて、6F82秒3-38秒7-11秒7をマーク。
ミラアイトーン(3歳1000万下)に0秒4先着した。しまいの切れ味を見るだけで、状態の良さが伝わってくる。
半兄は15年ダービー2着の
サトノラーゼン。勝負駆けだった2走前の
京都新聞杯で2着に敗れたため、ダービーへの出走もかなわず、クラシックに出走がかなわない不完全燃焼の春だった。「どれだけ背負わされるか」とトレーナーが心配していたハンデは57キロに。秋の飛躍のためには、このハンデでも負けられない。
提供:デイリースポーツ