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【帝王賞レース後コメント】ケイティブレイブ福永祐一騎手、目野哲也調教師ら

ラジオNIKKEI
  • 2017年06月28日(水) 20時53分
 大井競馬場(天候:曇 馬場:重)で行われたダートグレード競走の第40回帝王賞(第11競走・JpnI・4歳以上・ダート2000m・1着賞金6000万円)は16頭が出走した。

 スタートして7番人気のJRAオールブラッシュが先手を取り、向正面では5番人気のJRAクリソライトが2番手となり、3番手に1番人気のJRAアウォーディーがつけ、その後ろから4番人気のゴールドドリームが追走し、3番人気のJRAサウンドトゥルーと2番人気のJRAアポロケンタッキーが中団につけた。6番人気のJRAケイティブレイブはスタートしてすぐに後ろからの競馬となった。

 3コーナーを過ぎてクリソライトが先に動いて先頭に立ち、アウォーディーが2番手になって最後の直線に向いた。クリソライトは差を詰めようとするアウォーディーに抜かせず押し切るかに見えたが、外からケイティブレイブが勢い良く追い込んでクリソライトまで交わして先頭に立ち、最後は1馬身4分の3の差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分4秒4。勝利騎手はJRA福永祐一アウォーディーが3馬身差の3着となり、半馬身遅れてサウンドトゥルーが4着で5着がアポロケンタッキー。6着が逃げたオールブラッシュゴールドドリームは7着に終わった。

 勝ったケイティブレイブは、父アドマイヤマックス母ケイティローレル(その父サクラローレル)という血統の4歳牡馬で、JRA栗東・目野哲也調教師の管理馬。通算成績は21戦7勝(うち中央競馬13戦2勝)でJpnIは初制覇。重賞は昨年の兵庫チャンピオンシップ(JpnII)、白山大賞典(JpnIII)、浦和記念(JpnII)、今年の名古屋大賞典(JpnIII)に続いて5勝目。福永祐一騎手は帝王賞初制覇となった。

<レース後の関係者のコメント>
1着 ケイティブレイブ(福永祐一騎手)
「コンディションも良かったですし、逃げる馬もあまり見当たらなかったので、自分のリズムで行くだけ行ってどれだけ粘れるかなと思っていました。それが、スタートで大きく躓いて『終わった』と思いました。ただ、馬はいつもと違う形でも落ち着いてレースをしていて、リズムを守って最後の2ハロンだけ、直線で伸ばそうと思いました。ずっと手応えが良かったので、4コーナーを回る時には行けるんじゃないかな、と思いました。

 初めて乗せて貰った時からポテンシャルは感じましたが、自分の形にならないと脆いところがありました。この形で勝てたのは大きいですし、目の覚めるような末脚を使ってくれたので、これからどんな形の競馬になっても、安定して力を発揮出来ると思います。

 (表彰式のプレゼンターを務めた相田翔子さんを見て)実は小学生の時に初めて買ったCDがWinkの『淋しい熱帯魚』だったので、勝って相田翔子さんに会えたらいいな、と思っていました。目野調教師が来年で定年なので、なんとかGIをこの馬でと思っていたので本当に嬉しいです」

(目野哲也調教師)
「まさか、という思いです。躓いてゲートを出たので心配していたのですが、直線ではひょっとして差せるかなと思って見ていました。来年で定年なので、どこかでGIを勝てたらいいなと思っていましたが、馬が本当に頑張ってくれました。この馬はどれくらい力を持っているのか自分にも分からないぐらいで、もっともっと強くなると思います。今後は厩舎において、様子を見て考えたいと思います」

2着 クリソライト(戸崎圭太騎手)
「2番手からリズム良く運べましたし、馬の雰囲気も良かったです。早めに動いて行きましたが、それにしても勝った馬は切れましたね」

3着 アウォーディー(武豊騎手)
「レースはうまく運べましたが、意外なほど伸びませんでした。去年の暮れあたりから、気の難しい所が出ているのかレースに集中しきれていない様で、今日はゲートの中で鳴いていました。また秋に期待したいですね」

4着 サウンドトゥルー(大野拓弥騎手)
「馬の状態は良かったですし、手応えよく進んで行けましたが、勝負どころからモタつきました。久々の分もあったと思いますし、使って次は期待できるでしょう」

5着 アポロケンタッキー(内田博幸騎手)
「勝った馬は強かったですね。ただ、この馬も帰国初戦で、地力は見せてくれたと思います。もっと走れる馬ですし、また秋に頑張ってくれるはずです」

6着 オールブラッシュ(クリストフ・ルメール騎手)
「今日は逃げることが出来ましたが、クリソライトのプレッシャーを受けていました。4コーナーでは反応が悪く、直線もあまり伸びませんでした」

(取材:大関隼、小屋敷彰吾)

ラジオNIKKEI

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