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難波騎手が5年ぶり平地重賞騎乗で侮れぬマイブルーヘブン/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年06月30日(金) 18時00分
 このGIII戦(ラジオNIKKEI賞)でマイブルーヘブンとコンビを組む難波騎手は、2012年6月のGIIIマーメイドS(マイネエポナ=9着)以来、実に5年ぶりの平地グレードレースへの騎乗となる。

 当初は北村宏騎手を予定していたが、陣営の読みよりも軽いハンデ51キロになったことで、急きょ代わりに乗れる騎手を探さないといけなくなったのだとか。

「他に3人くらい若手ジョッキーの候補がいたんですけど、“減量する必要もないし、難ちゃんでどうですか”と先生(高橋忠調教師)に言ったんです。難ちゃんはこの馬の稽古に何度か乗っているし、癖もよく分かってますからね」とは担当の矢野助手。

 実はこのマイブルーヘブン以外にも、当初押さえていた鞍上が、思わぬ軽ハンデで乗れず、別のジョッキーになった馬がいる。ハンデキャッパーがつけた斤量と、陣営の見込みとの間に“ズレ”が生じた馬が複数いたという証しだ。

 この時期に3歳限定のハンデ戦を行えば、そのサジ加減はなかなか難しい。だからこそ、こういう現象が起きるのだろうが、果たしてハンデキャッパーが正しいのか、陣営の読みの方がむしろ妥当だったのか…。

 ちなみにトップハンデを背負わされた馬は過去1勝、2着1回のみというデータを持ち出せば、ハンデキャッパーの読みが当たっているとは言い難い。今年も例年通り軽い馬が活躍するとみれば…このマイブルーヘブンは案外、侮れないのかも。

 矢野さんいわく「この馬を診てくれている獣医さんは矢作厩舎とか藤原英厩舎も診ている人なんですが、その人が“五本の指に入るぐらい筋肉の質がいい”と言ってくれているんです」。

 29日の最終追い切りに騎乗し「なかなかこんなチャンスもないし、頑張りたいですね」と意気込みを語った難波騎手を応援する意味も込めて、馬券を買っておきたい一頭だ。

 (栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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