スマートフォン版へ

15年メルボルンCを勝利、M.ペイン騎手が禁止薬物の使用で騎乗停止処分

  • 2017年07月03日(月) 11時20分
 プリンスオヴペンザンスに騎乗して15年のメルボルンCを制し、150年以上の歴史を誇る国民的レースにおける、史上初の女性勝利騎手となったミシェル・ペイン(31歳)が、ドーピング検査で禁止薬物を使用していたことが発覚。統括団体のレーシング・ヴィクトリアから、4週間の騎乗停止処分を課せられることが発表された。

 6月20日に英国のG1・クイーンアンSで英国調教馬のカスパースキー(牡6)に騎乗。ロイヤルアスコット初参戦を果たし、なおかつ、オッズ67倍の14番人気だった同馬を5着に持ってくる好騎乗を見せたばかりのペインだが、ドーピング検査は、6月11日に豪州のスワンヒルで行われた開催で騎乗した際に行われたもので、その結果が、先週になって判明したものだ。ペインから提出された尿から検出されたのは、フェンテルミンという向精神薬で、食欲を抑制する効果があるため、肥満対策などに用いられるものだ。ペインは昨年5月に落馬して膵臓を傷めた後、医師の処方によってこの薬物を摂取していたという。豪州では過去、ヒュー・ボーマンが03年に、ダミアンオリヴァーが09年に、同じ薬物の使用が発覚したことがある。

 ペインは7月21日まで、実戦のみならず調教での騎乗も認められないことになった。一方、ペインは8月12日にアスコットで行われる国際騎手戦のシャーガーCに参加することになっており、ここでは支障なく騎乗できる予定だ。

(文:合田直弘)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す