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【プロキオンS】栗東レポート アキトクレッセント

ラジオNIKKEI
  • 2017年07月05日(水) 14時59分
9日(日)に中京競馬場で行われる第22回プロキオンステークス(GIII)に登録しているアキトクレッセント(牡5、栗東・清水久詞厩舎)について、追い切り後の荻野極騎手のコメントは以下の通り。

(この馬の良さは?)
「競馬のセンスはもちろんあって、勝負根性もあると思います。
 この馬で初勝利を挙げた時も思いのほか走ってくれたという感じでした。あまり状態が優れてはいなかったのですが、能力でカバーしてくれていました。オープンクラスに行ってもしっかり走れているので、やはり能力が長けている馬なんだなと思います。自分も毎日調教に乗せてもらっていて、だいぶコミュニケーションが取れてきて、手の内に入れられるようになってきたので、非常に良い傾向なのかなと思います」

(前走の欅ステークス2着を振り返って)
「良い位置で運べて、直線も好位からの競馬で最後は差す感じにはなりました。直線で人気の馬が飛んできたこともありましたが、収穫のあるレースだったと思います。逃げても良し、好位で構えても良しという良い内容だったので、競馬に幅が出て、とても良いレースでした。

 基本的に物怖じなどはしない馬なので、馬群の中でも我慢できます。それも持ち乗りの方が日頃からいろいろな所を見せるなど、馬群の中でも物怖じしないような調教をしてくれているので、そういったところも影響していると思います。

 日頃の調教で折り合いが付くようになりましたが、もともと走りのフォームがとても綺麗で良い走りをする馬ですが、そこでより一層折り合いがつけば、もちろん溜めが利いて、より良い走りになってきたのかなと思います」

(最終追い切りを振り返って)
「それなりにやって良いという指示でした。予定より少し速かったのですが、これだけ負荷のかかる馬場でも時計が出せる馬ですし、能力のある馬なので、競馬でも自信を持って乗せてもらおうと思います。

 単走だと、気性的にあまり気乗りがしないタイプですが、並走でしたら殆ど抜かせなかったり、抜いたりします。キタサンブラックとも併せ馬をしているぐらいですし、GI級の馬とも追い切りは対等に渡り合えると思うので、持っているものはとても良いと思います。

 キタサンブラックにも乗せてもらって、背中が良いのは感じているのですが、アキトクレッセントも負けじと背中はとても良い馬です。やはりポテンシャルも良いものを持っていると思います。

 心身ともに落ち着いていまして、リラックスもしていますし、体の使い方もいつも通り柔軟に動けているので、前回より良い状態で行けるのかなと思います。清水調教師は馬のことを考えて、私のためにも調教メニューを考えて下さったので、しっかり私が良い内容で競馬を終えられるようにしたいです」

(自身の重賞挑戦は4度目)
「重賞を乗せていただく機会が増えてきて、そういった舞台でもだいぶ慣れてはきました。しかし、そういった大きなレースの中でまだ思うように自分がしっかりと競馬をさせられていない状態なので、それを克服するためにもこの機会を使わせていただいて、少しでも良い結果を出したいです。

 自分の師匠である清水調教師の管理馬でまさか重賞に乗せていただくということは、デビュー当時は夢見ていましたが、現実になると本当に嬉しく思います。乗せて下さる関係者や調教師にも感謝したいです。

 今年に入ってから重賞に乗せていただいたので、それを考えると、たくさんの関係者の皆さんに恵まれたと思います。周りからも声を掛けていただく機会はもちろん増えましたが、この結果には満足していないですし、まだまだ取りこぼしだとか、もったいない競馬というのが数多くあります。そういった競馬でも少しでも1着に持って来られるように、今はレースの分析だったり、反省をしたりして次に生かせるように一生懸命乗るだけです」

(ジョッキー2年目で見えてきたことは?)
「1年目は競馬に乗ることというよりも、馬を御すことで精一杯でした。今はだいぶ乗鞍も増えて、1日に何度も乗せていただくこともあったので、道中は馬を御すだけでなくて、競馬の流れや他のジョッキーの動きを見ながら考えられる余裕は少なからずできてきました。そういった進歩が2年目にはあるので、次の年はよりもっとという気持ちで貪欲に励んでいきたいです」

(今回のレースに向けて)
「(最初に)乗せてもらった当時から良いものを感じているので、能力のある馬に乗せていただく機会はあまりないと思います。この機会を結果に結びつけられるように、馬を信じて調教師を信じて一生懸命乗りたいです。頑張ります」

(取材:米田元気)

ラジオNIKKEI

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