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【七夕賞】栗東レポート ヴォージュ

ラジオNIKKEI
  • 2017年07月05日(水) 15時05分
9日(日)に福島競馬場で行われる第53回七夕賞(GIII)に登録しているヴォージュ(牡4、栗東・西村真幸厩舎)について、追い切り後の西村真幸調教師のコメントは以下の通り。

(前走のジューンステークス1着を振り返って)
「クラスが下がって準オープンにもう一回行ったのですが、内田騎手に上手く乗っていただいたので、良い結果を出せて良かったと思います」

(前走後の調整について)
「長距離輸送があったので、間隔をあけての小倉記念と考えていましたが、厩務員の意見を聞けば、もう十分にやれるという話をしていました。内田騎手ももう一回乗れますし、勝っている2000mは適距離なので、(七夕賞が)良いかなと思いました」

(最終追い切りを振り返って)
「競馬は間隔を詰めて使っているので、しっかりやる必要はないと思っていました。今日もほぼ3ハロンで時計を出す感じという指示でした。少し速くはなりましたが、馬の動きはすごく良かったです。輸送もあるので、余裕を持ってほしいという指示でした」

(今回のレースに向けて)
「この馬はある程度出して行ってポジションを取って、好位で競馬ができる馬です。ポジションを取っても、そこでしっかり折り合って力を溜めて最後の直線で粘るという競馬が強みです。それが小回りだと余計にこの馬に合っている感じがします。内田騎手もその辺は合うと思っているので、福島で乗るという話をしていました。

 本当はスタミナがあって、2400mや3000mも走れるかなと思っていました。3歳の時に菊花賞に挑戦するかという時もありましたが、松若騎手が乗った時に2400mで、休み明けだったのですが、負けました。やはり京都の2000mに一番適性があるのかなとその時は思っていました。距離2000mを試していったら、やはり結果が出ていったので、そこを行こうかなと思いました。

 3歳の時は本当に子供で、まだまだ頭と体がついていっていない感じでした。4歳になってからガラッと変わったというか、帰ってきてからも大人しいですし、人の言うこともしっかり聞きます。調教でも乗りやすいですし、レースでも引っ掛かっていかないとか、行けと言ったときに行ける、そういうオンとオフが切り替えられる馬に成長しました。4歳、5歳になっても楽しみな馬です。

 オープンや重賞を勝っているなら55キロぐらいかなと思いましたが、準オープンを勝ってもう一回準オープンですから、(今回の)55キロは少し厳しいかなと思います。54キロぐらいで出していただけたらと思っていました。その分この馬の強さを評価していただいているのかなと思いますので、重賞初挑戦のヴォージュですが、挑戦者という感じで、この馬の競馬が出来れば結果が付いてくると思います。

 スタートは良いですし、内枠を引いてくれたら、あとは内田騎手に任せているので、上手く乗ってくれると思います。終いでは抜けても併せてもらえればまた伸びるという勝負根性があります。

 勝てば厩舎は重賞初制覇になりますので、それぐらいの馬を新規の時から預けていただいたオーナーには本当に感謝しています。厩務員も腕利きですので、私はどういう状態かを聞くぐらいで、あとは任せています。たぶん彼ならやってくれると思います。ジョッキーもこの馬のことは分かっているので、何とか勝って初重賞を獲りたいです」

(取材:米田元気)

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