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七夕賞・G3」(9日、福島)
まさに充実一途。目下2連勝中と勢いに乗る
ヴォージュが5日、栗東坂路をパワフルに駆け上がった。
いの一番に追い切るのが西村流。開門直後に飛び出すと、水分を含んだチップをしっかりとつかみ、大きなス
トライドで躍動した。4F55秒5-40秒7-13秒2とタイムは平凡ながらも、数字以上に動きはダイナ
ミック。西村師は「けさの馬場状態を考えたら(4F)57〜58秒でもいいと思っていた。元気がいいということでしょう」と内容に合格点を与えた。
今季始動戦の寿Sは、右前肢ハ行のため出走取消に。症状は軽度だったが「あそこが分岐点。無理せず休ませたことが良かった」と師は振り返る。3カ月半の休養で心身ともに大きく成長。一気に素質が開花した。
セールスポイントは負けん気の強さ。「調教でも併せ馬だと相手が来ただけ伸びるからね。小回りは合うし、持ち味を生かせれば」と師。今の勢いなら、3連勝&重賞初制覇も夢ではない。
提供:デイリースポーツ