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【七夕賞】ゼーヴィント潜在能力一番星!貫禄の1馬身差先着 

デイリースポーツ
  • 2017年07月06日(木) 06時06分
 「七夕賞・G3」(9日、福島)

 秋のさらなる飛躍を胸に、ゼーヴィントが5日、美浦Wで最終リハを行った。3頭併せでゴール過ぎまで追われる熱のこもった内容。見届けた木村師のジャッジは少々辛口だったが、このメンバーなら力上位の存在だ。ポテンシャルをフルに発揮して久々の重賞タイトル奪取といきたい。

 陣営が“G1級”とべた褒めするほどの好素材。「素晴らしい能力の持ち主」と木村師が評価するゼーヴィントは、約5カ月半ぶりの実戦に臨む。その圧倒的なポテンシャルを発揮できるか否か-。今回はその一点に集約されると言っていいだろう。

 注目の最終追いは美浦Wで3頭併せ。1馬身間隔の最後方からリズム良く進め、直線でエンジンに点火した。中クリミアタイガー(4歳障害未勝利)と馬体を併せながら、熱のこもった内容で併入。外セシルクラウン(4歳500万下)には貫禄の1馬身先着でフィニッシュだ。タイムは6F84秒1-39秒5-12秒3。長めから時計を出した上に、ゴール過ぎもしっかりと追ってきた。

 「体に余裕があるからしっかりと動かしてくれと指示。馬体重は極端にプラスでもマイナスでもない。バランスも良くなっている。でも少し重い」とトレーナー。格下の相手だったことから、向正面では馬が遊んでいたという。「負荷が軽くなってしまった」と反省の弁が口をついたように、納得度は低い。

 それでも昨年のラジオNIKKEI賞Vを含め、重賞で1、2、2、2着の底力は一枚上。鞍上の戸崎圭は厚い信頼を寄せている。「中間の状態は分からないけど、堅実に力を付けている。今は精神的に落ち着きもありますから」とG3では格上と言わんばかりだ。秋に大舞台をにらむディープインパクト産駒。仕上がりには不満ありでも、ここは通過点としたい。

提供:デイリースポーツ

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