「
七夕賞・G3」(9日、福島)
美浦Wの直線。手綱を取る武士沢の右ステッキが一発、さらに一発…都合4発の叱咤(しった)に応え、馬場の外ラチ沿いを進んだ
マルターズアポジーは5日、ありったけの力を振り絞って末脚を伸ばした。
5F67秒3-37秒8-12秒1。ゴール板を過ぎてもしばらく追われるハードトレに、主戦は「逃げ馬なのでしまいまで気を抜かないようやりました。いつものことです」と汗を拭う。堀井師も「
大阪杯から間隔があいていたので、最後まできっちりやりました。完璧に仕上がったんじゃないかな」と満足そうにうなずいた。
有馬記念、
大阪杯の大舞台で強豪馬相手に逃げまくった快速馬。「福島との相性もいい〈3010〉し、今回も自分の競馬をするだけ」と声をそろえた。
提供:デイリースポーツ