「プロキオンS・G3」(9日、中京)
ドバイ遠征(ゴドルフィンマイル5着)を終えてから3カ月半。
カフジテイクが5日、栗東坂路で臨戦態勢を整えた。大きく先行した
サカジロテンオー(4歳500万下)を前に見ながらの登坂。加速しながら徐々に距離を縮め、最後はしっかりとパートナーをとらえて4F51秒5-38秒3-13秒1の時計で併入した。
「予定より時計は速くなりましたが、無理はさせていませんし、息遣いは調教を積むごとに良くなってきています」。想定していたシナリオとは、多少異なる形にはなったが、すべては余裕がある中でのこと。感触を確かめた福永はそう話した。
ドバイから帰って以後、ひと回り体は大きくなっているが、太いという意識は持たなくて良さそう。「しまいまでよく踏ん張ってくれていますし、いい動きでした」。見届けた湯窪師は穏やかな表情で「あとは展開ですね」と結んだ。
チャンピオンズC4着、
フェブラリーS3着と
ビッグタイトルに接近。昇級初戦で7着だった昨年とはもう立ち位置が違う。磨き抜いた末脚を一閃(いっせん)。G1へとつながるゴールを射抜く。
提供:デイリースポーツ