「
函館記念・G3」(16日、函館)
鞍上の手綱はがっちりと押さえられたまま。それでも時計は自然に速くなった。
鳴尾記念に続く、重賞連勝を狙う
ステイインシアトルが13日、函館Wで単走追い。藤岡康(レースは
武豊)を背に5F66秒4-38秒0-12秒6を馬なりではじき出し、軽快なアクションを見せた。
「乗り手に従順でコントロールが利きやすい」。調教役を務めた藤岡康はそう話す。担当の橋口助手はそれを受けて、「前走よりも動きはいい。それでいて追い切り後はうるさくもない。函館到着直後は神経質になってカイ食いが少し落ちたが、今は大丈夫」と目を細めた。
ヤマカツライデン、
マイネルミラノと同型はいるが、それでも同助手は「控えてどんなレースができるか楽しみ」と前向きだ。6歳馬ながらキャリアはまだ10戦。充実期に入った
ステイゴールド産駒が、新たなタイトル奪取をもくろむ。
提供:デイリースポーツ