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【アイビスSD】レジーナフォルテ“直千”強い 恵量牝馬が得意舞台で格上挑戦

デイリースポーツ
  • 2017年07月26日(水) 06時05分
 「アイビスサマーダッシュ・G3」(30日、新潟)

 過去16回で11頭の牝馬が頂点に立った舞台。今年も夏女に注目だ。メンバー唯一の3歳牝馬レジーナフォルテが、手の合う杉原とのコンビで重賞初美酒を狙う。直線競馬の適性は未勝利戦レコードVが示す通り。古馬との力差を補って余りある斤量51キロも魅力だ。前走快勝の勢いに乗ってタイトルをつかむ。

 コンビを組んで2戦2勝。杉原とレジーナフォルテが、人馬で重賞初Vに挑む。前走は好位から逃げ馬を自力でつぶしに行っての完勝。初の古馬相手に強気の競馬を披露した。鞍上も「少し重いかなと思ったけど、折り合いもついたし、いい勝ち方でした」と内容を褒める。

 中間、陣営は目標をここに絞って調整を進めてきた。そもそも初勝利が当舞台。55秒0の2歳レコードで、2着を5馬身ちぎる圧勝だった。同週の古馬準オープンの稲妻Sが54秒3だから、いかに優秀か分かる。佐藤吉師は「あの時から来年はアイビスSDを、と思っていたんです」と明かした。格上挑戦だけに除外も覚悟したが、登録がフルゲート18頭で収まり、念願かなった。「牝馬らしく普段は敏感なタイプですが、競馬に行けば大丈夫。使いながら体が増えているのもいい」と成長を感じている。

 杉原は「スタートして数完歩の走りが上手。長所を生かしたい」と話し、開幕週の絶好馬場にも「外枠だとラチ沿いへプレッシャーをかけられてしまう。真ん中ぐらいがいい。51キロは魅力だし、一発狙います」と意気込みを口にした。

 過去16回で牝馬が11勝。3歳牝馬も05年テイエムチュラサン、06年サチノスイーティーの2頭が勝っている。ともに7番人気と気楽な立場で、軽量が生きた。今回もムード的には2頭と相似。舞台経験があり、上昇気流に乗っての挑戦は怖い。

提供:デイリースポーツ

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