「クイーンS・G3」(30日、札幌)
クロコスミアとは、アフリカ原産の耐寒性宿根草。花言葉は“気品ある精神”-。ひたむきにゴールを目指す競馬
スタイルは、真夏に明るく咲き誇る花の姿と実にマッチする。
追い切り翌日は厩舎周辺を引き運動。担当の北添助手は体調の良さに胸を張る。「夏場はいい。牝馬だし、暑さに強いですね。また経験上、気の勝った馬の方が暑さにやられにくいと思います」。先週の
中京記念を制した
ウインガニオンと同じ
ステイゴールド産駒、同じ先行脚質。まさに今が旬-。格上挑戦でも侮れない存在だ。
自己条件の
TVh賞にも登録したが、トップハンデ56キロ。「見込まれ過ぎですよね」と首を傾げるが、昨秋のローズSでは
オークス馬
シンハライトから鼻差の2着。「まあ、評価されているのは悪い気はしないです」と状況をのみ込む。「花言葉に“良い便り”というのもあるんです。重賞で好結果を出せればいいですね」。レコードVの余勢を駆り、北都で輝きを放つ。
提供:デイリースポーツ