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【小倉記念】“夏男”ストロングタイタン上昇ムード!待ちわびた小倉サマー到来

デイリースポーツ
  • 2017年08月03日(木) 06時04分
 「小倉記念・G3」(6日、小倉)

 上昇ムードだ。ストロングタイタンは2日、栗東坂路で最終リハ。単走でラスト1Fは11秒9の好時計をマークし、シャープな伸びを披露した。前走をレコードVで制した波に乗り、3戦無敗の夏の小倉で初の重賞制覇を目指す。鳴尾記念7着からの前進を狙うバンドワゴンも同坂路で躍動。屈腱炎で2年にも及ぶ休養を経験した実力馬が不屈の闘志で重賞Vを狙う。

 この季節を待ちわびていた。前走のマレーシアCでレコードVを決めたストロングタイタンは、朝一番の栗東坂路に登場。川田を背に単走で追われ、しまい重点の内容で4F53秒6。全体時計こそ目立たないが、ラスト1Fは11秒9と抜群の伸び脚を見せて、最終リハを終えた。

 鞍上が好感触を伝える。「すごくいい状態ですね。この季節が合うのか、暑い方がいろいろと整う感じですね」と夏場に調子を上げてきたパートナーに頼もしげ。見届けた池江師も「ラストだけ伸ばす指示でしたが、良かったですね」と納得の表情でうなずいた。

 前走のマレーシアCは降級戦とはいえ、好位追走から直線で前をとらえ、2着馬とのたたき合いを首差しのいだ。1分58秒3=中京芝2000メートルのタイム、左前と後ろの2カ所の落鉄を考えれば、着差以上の強さを見せつけた内容だった。鞍上が「落鉄で手応えほど伸びず、着差はわずかでしたが、原因がはっきりしているので」と振り返れば、指揮官も「あの馬らしい競馬ができた」と胸を張る。

 舞台は2走前の小倉大賞典で5着に敗れた小倉だが、「冬毛が伸びて、おなかも出て冬場はクマみたいだった」とトレーナーは苦笑い交じりに当時の状況を明かす。今回は3戦3勝の“ナツコク”だ。「汗をかいて代謝が上がるこの時季はいい」と夏を歓迎する。

 台風の影響も不安視される週末。「パンパンの軽い馬場でやりたいですね」と川田は好天を願った。大好物の舞台でストロングタイタンが“夏男”を証明する。

提供:デイリースポーツ

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