「
関屋記念・G3」(13日、新潟)
この夏、
斎藤誠厩舎が絶好調だ。6月24日〜先週までに7週連続V。この間に今年の全勝利数「26」の半分にあたる13勝を荒稼ぎ。一気に関東リーディング2位に浮上した。師は「出来過ぎ」と笑うが、単なる偶然では今の好調ぶりは説明できないだろう。
ことに函館や小倉といった、関東の表開催ではない競馬場でも5勝している点に注目だ。滞在先での調整にはトレーナー自ら細かい指示など出さず、現地の担当者に任せている。「もちろん、心配なところはありますが、その方がスタッフのやる気も出てくるでしょ?」。堅い信頼感が、厩舎全体のムードを盛り上げている。
13日、新潟のメイン・
関屋記念は
クラリティスカイで参戦。「昨年のこのレース(8着)から、うちに転厩してきた。この1年で一番いい状態です」と胸を張る。15年NHKマイルC制覇以降、勝ち星から遠ざかっているG1馬だが、今の厩舎の勢いを味方にすれば、2年3カ月ぶりの重賞Vも夢ではない。
提供:デイリースポーツ