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【札幌記念】アングライフェン滞在で一発あるぞ!馬体減りなし、初タイトルへ好機

デイリースポーツ
  • 2017年08月16日(水) 06時00分
 「札幌記念・G2」(20日、札幌)

 滞在を生かして初タイトル奪取といく。前走の函館記念は強い内容で4着に好走したアングライフェン。陣営は輸送減りの心配がない滞在競馬なら、重賞Vも可能とにらんでいる。今年はG1馬不在で混戦ムードとなっている北都の決戦。一発のチャンスは十分だ。

 調教を終えたアングライフェンが、むさぼるようにカイバおけへ頭を突っ込む。傍らで藤巻助手が目を細めながら口を開いた。「やっぱりこの馬に滞在は合っていますよね」。北海道で3戦目。ふっくらとした馬体が今夏の好走を支えている。

 今年の1〜5月は異なる競馬場で5戦して0・0・0・5。現状を打破すべく、夏は初めて北の大地へ矛先を向けた。巴賞で勝者サトノアレスとタイム差なしの2着に好走すると、続く函館記念では見せ場たっぷりの4着だ。「ああいう道悪の馬場は得意だと思ったんですが。もっと走る馬がいましたね」。Vに届かなかったとはいえ、重賞での最高着順をマーク。確かな手応えを得た。

 何より滞在競馬では雰囲気が違う。「輸送すると体が大きく減るから。環境にすぐなじめないんですよ。それでイレ込んでしまったり。カイ食いも悪くなってしまう」。その不安がないからこそ、意欲的な調教も可能になる。「洋芝も合っている」と引き続き好材料がそろう設定だ。

 中間は短期放牧を挟み、しっかりと充電。火曜朝も角馬場〜ダートで活発な動きを披露した。仕上がりは申し分なし。「前走を見ても、能力は足りていたと思う」と藤巻助手はうなずいた。今年はG1馬不在でやや手薄なメンバー構成。初タイトルへ向けて、最大の好機が訪れている。

提供:デイリースポーツ

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