日本競馬史に自らの名を刻めるか。
コーディエライトで新潟2歳Sに挑戦する佐々木師。勝てば、史上6人目の全10場重賞制覇を達成する。「過去5人しかやっていないし、ここまで来たら6人目に入りたい。鬼門は自分で消したいね」と
トレードマークの満面の笑みで意気込みを語る。
15年に
アップトゥデイトで
小倉サマージャンプを制して王手。新潟重賞は過去15度挑戦し、
バンガロールの08年新潟2歳S3着が最高だ。「一番自信があったのは去年のこのレース」と話す
アンジュシャルマンは、レース中の故障もあって10着だった。
アップトゥデイトが1番人気で臨んだ昨年の
新潟ジャンプSは8着。以降も結果が出ず、指揮官の言葉通り鬼門となっている。
「パワーアップしてきている。瞬発力はないけど、スピードの持続力がある」と楽しみにする今年は、十分チャンスがありそう。挑戦を続けないことには、歴史の重い扉は開けない。あと「3」に迫る自身のJRA通算500勝とともに、記録にも、記憶にも残る白星を目指す。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ