15日、12日の
中山牝馬S(GIII)レース中に右前脚浅屈腱不全断列を発症し、15着に敗れた
メイショウオスカル(牝5、栗東・
安達昭夫厩舎)が現役続行を断念し、引退することが明らかになった。今後は生まれ故郷の日高町・日西牧場で繁殖生活に入る予定。
同馬は
父フジキセキ、
母メイショウヤヨイ(
その父アンバーシャダイ)という血統。叔父に96年
皐月賞、
日本ダービー(共にGI)で3着に好走した
メイショウジェニエ(
父アンバーシャダイ)がいる。3戦目で初勝利を挙げ、7戦目の04年
フローラS(GII)で重賞初制覇。その後のクラシック戦線では結果を残せなかったものの、05年
福島牝馬S(GIII)で重賞2勝目を挙げ、前々走の
京都牝馬S(GIII)でも2着に入るなど、牝馬重賞路線で健闘を見せていた。通算成績21戦3勝(重賞2勝)。