「小倉2歳S・G3」(9月3日、小倉)
一気に重賞獲りへ-。デビュー戦を快勝した
モズスーパーフレア。秀逸な勝ちっぷりに加え、1分8秒5の勝ち時計は、同日に行われた3歳以上の500万条件戦と同タイムだった。鮮烈な印象を与えた素質馬が、キャリア2戦目で初タイトルを目指す。
前走は、3角手前で早め先頭に立ち、ゴール前で迫る2着馬を半馬身差抑えた。V内容に音無師は「前半の時計が速かったから、行った行ったになったけどね。引きつけて、(4角付近で2着馬に)いったんは出られたんだけど、しまいもしっかりとしていた」と満足そうにうなずき、「根性のあるところを見せてくれた」と目を細める。
手綱を取った松若の感触も上々だ。「調教通りの強い勝ち方でした。突かれる形になって、またハミを取ってくれたし、2歳にしては気性もしっかりします」と声を弾ませる。「怖がりな面があるので、2戦目で馬群に入ったときにどうか」と鍵を挙げつつ「競馬がしやすいし、レース後も落ち着いている。楽しみですね」と期待を込めた。
昨年の当レース覇者、
レーヌミノルは今年の
桜花賞馬。今年は
モズスーパーフレアが、夏の小倉での重賞制覇を足掛かりに、出世街道を歩んでいく。
提供:デイリースポーツ