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【セントウルS】フィドゥーシア文句なし!母娘制覇&逆転Vへ 

デイリースポーツ
  • 2017年09月07日(木) 06時01分
 「セントウルS・G2」(10日、阪神)

 母娘制覇、サマースプリントシリーズ逆転Vに向けて万全の態勢だ。フィドゥーシアは6日、3頭併せで最先着。抜群の気配をアピールした。母ビリーヴ譲りのスピードでタイトル奪取といく。ダンスディレクターは僚馬に先着を決めたものの完調手前の感。地力に期待したいところだ。ファインニードルは単走で軽快な走りを披露。前走のうっぷんを晴らして重賞初Vを期す。

 時計も動きも文句なしだ。重賞初制覇&サマースプリントシリーズ逆転Vを狙うフィドゥーシアは、朝一番の栗東CWに登場。プラネットナイン(3歳未勝利)、ネフェルティティ(4歳500万下)を半マイルから追走。直線に向いてゴーサインが飛ぶと、外から悠々抜け出し、前者に0秒4、後者に0秒6先着。4F50秒1-36秒7-11秒9の好タイムをマークして最終リハを終えた。

 見届けた松元師は「少し体が立派になっているので、軽く追うように。予定通りだし、時計も良かった。順調に来ているね」と納得の表情だ。前走のアイビスSDは、ゴール前で勝ち馬ラインミーティアの強襲に遭い2着。「ゴール前も一生懸命頑張っていた。少し不意を突かれたね」と惜敗にも前を向く。

 母は02年セントウルSでレコードVを決め、続くスプリンターズSでG1初制覇を飾ったビリーヴ。母も手掛けた担当の吉田厩務員は「(ビリーヴも)晩成型だったけどね。成績が安定して充実してきた」と姿を重ねる。「体は470キロ台で出せると思う。この馬は480キロを切るぐらいがいい。“千直”を2回使って、掛からなければいいけど、無理に引っ張ることもない」と見通しを口にした。

 G1に向けて大事な一戦だが「ここに全力で」と語気を強めた指揮官。母が歩んだ大舞台への一歩を、秋の仁川から踏み出す。

提供:デイリースポーツ

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