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セントウルS・G2」(10日、阪神)
完調ではないが、何とか態勢は整った。左第1指骨の剥離骨折から、約7月半ぶりに復帰する
ダンスディレクターは6日、栗東坂路で
ミヤビベスト(3歳500万下)と併せ馬。残り1Fを過ぎても僚馬は前にいたが、ゴール前で鞍上の仕掛けに反応し、4F52秒8-38秒6-12秒6で0秒4先着した。
笹田師は「もうひと息かな。もう少し全体に速くなる時計にしたかった。休み明けという感じ」と率直に伝える。騎乗した笹田助手も「いい時はもう少しスーッと楽に時計が出る馬。このひと追いでどこまで上向くかですね」と実戦までの変わり身を期待した。
脚部不安から、同様のローテで臨んだ昨年は7着。一方、今年は術後の回復も良好で、脚元を気にしながらだった前年に比べ、中間も涼しい函館でしっかりと乗り込めている。師は「去年よりはいい」とうなずく。連覇を達成した前走の
シルクロードSでは、のちのG1馬
セイウンコウセイを撃破と能力は折り紙付き。復帰戦で大目標につながる走りを見せるか。
提供:デイリースポーツ