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ジュールポレールなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

  • 2017年09月07日(木) 13時00分
 今週の栗東は5日の夜に雨。ただ6日の早朝にはアスファルトの路面が乾いているくらいだったので、量としてはさほど多くなかったと思われる。ちなみに7日は調教時間中に短時間で少し強めの雨が降っている。

 毎週お伝えしているCコースのウッドチップ取替工事だが、今週は正面の走路。よって、ウッドチップが深くなり、時計に影響を与えたといってよい。実際、追い切りの騎乗者からも走りにくいという声を聞いたので、時計を要する馬場という認識で間違いないだろう。

【坂路/4F51.9秒】
 6日。一番時計は2歳新馬のスターリーステージ(栗東・音無秀孝厩舎)とミキノトランペット(栗東・大橋勇樹厩舎)。一番時計なのに4F51.1秒は少し遅いと思うかも知れないが、スターリーステージは馬なりでマークしたもの。追えばもっと速い数字が出ていただろうし、気持ち、時計を要する馬場だった解釈してよいかも知れない。

 7日。一番時計は4F50.5秒のスティッフェリオ(栗東・音無秀孝厩舎)。この日の追い切り注目馬は今春ヴィクトリアMで3着だったジュールポレール(栗東・西園正都厩舎)。夏のクラス編成で1600万下に降級、今秋は秋風S(9月30日・中山芝1600m)から始動。

 追い切りは単走だったが、前半ゆったりした走りで、後半も流すような感じ。それでいて4F51.3〜3F37.4〜2F24.7〜1F12.6秒。やはりスピード能力は上質なものを持っているし、ここはあっさりと自己条件を勝ち上がってほしい。

 先週の馬場差は「+0.5秒」。今週は雨が降ったとはいえ、全体的な時計の出方を見ると、先週よりは時計の出やすい馬場。ただ基準時計よりは時計を要しているので、6日、7日ともに『+0.2秒』で馬場差を記録している。

【CW/5F66.5秒】
 これは6日、7日ともに共通することだが、馬場開場直後はまだ暗く、向正面では相当視界が悪い。そんなこともあってか、かなり前半のラップが遅くなるケースがあり、そのあたりがレース時にどんな影響を及ぼすのか。馬券検討する際には、過去のCW6F追い切りとの時計比較が重要になりそう。

 馬場状態としては、冒頭に記したように、ウッドチップが入れ替わったため、かなり深い状態。そして、時計が出にくい、走りにくい状態となっている。そんな中でも特に動きが目立ったのは、7日のモンファロン(栗東・高橋義忠厩舎)。

 ベルフロレゾンを追走する内容だったが、最後は相手を突き放す動きで、時計は6F79.6〜5F65.1〜4F51.6〜3F38.5〜1F12.6秒。これはジョッキーが騎乗していたことや、少し内を回ったことを差し引いても価値ある数字。未勝利ではあるが、自分のリズムで走ることができれば、あっさりと勝ち上がることができそう。

 先週の馬場差は「±0.0秒」。全体的な時計の出方を見ると、極端に時計が遅いというわけではない。ただ、先週ほど軽い印象はないので、今週の馬場差は6日、7日とも『+0.2秒』で記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 今週は角居勝彦厩舎が芝馬場で追い切り。馬場状態としては、少し水分を含んだ状態なので、馬場差は6日、7日とも『+0.2秒』で記録している。

 ポリトラック馬場は追い切り頭数は当欄で馬場状態のニュースとして取り上げてから最も少ない。しかもその追い切り時計はかなり遅く、あえてこの馬場で時計を出すことを控えているのかと思ってしまうくらい。一応、馬場差は6日、7日とも『-1.0秒』で記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・写真:井内利彰)

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