「新馬戦」(9日、中山)
秋の開幕戦に厩舎ゆかりの血統馬を送り出す。
バレリオ(牡、
父ステイゴールド、美浦・相沢)が9日、中山5R(芝2000メートル)でデビュー。12年
オークスで3着に好走した
アイスフォーリスの全弟だ。その姉を含む、4頭のきょうだいを手掛けた相沢師は「馬っぷりは一番いいね。性格も素直」と素質の高さを買っている。
水曜の美浦Wでは、5F66秒8-38秒5-13秒3をマーク。年長の
プレシャスブルー(3歳500万下)を3馬身追走する形から1馬身の後れはとったものの、鞍上の津村は「上と比べて均整の取れた馬体をしている。競馬にいけば走ってきそう」と好感触をつかんでいる。
JRAに登録されたきょうだい6頭は全て牝馬。待望の男馬に、指揮官は「まだ良くなる。血統的にも長めの距離が合いそうだし、来年のクラシック路線に乗ってほしいね」と期待を寄せた。姉の果たせなかった栄冠を目指し、まずは初戦突破で夢をつなげる。
提供:デイリースポーツ