19日、中山競馬場で行われた
スプリングS(GII・芝1800m)は、
石橋守騎手騎乗の4番人気
メイショウサムソン(牡3、栗東・瀬戸口勉厩舎)が道中先団追走から直線での競り合いを制し、圧倒的1番人気(単勝160円)
フサイチリシャールをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分48秒9(良)。さらにハナ差の3着には2番人気
ドリームパスポートが入った。なお、上位3頭に
皐月賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝った
メイショウサムソンは、
父オペラハウス、
母マイヴィヴィアン(
その父ダンシングブレーヴ)という血統。伯母に95年
七夕賞(GIII)3着の
ノーザンプリンセス(
父ノーザンテースト)がいる。05年7月にデビューし、3戦目の未勝利戦、
野路菊S(OP)と連勝。重賞初挑戦となった東京スポーツ杯2歳S(GIII)を2着に好走し、続く
中京2歳S(OP)を快勝したが、今年初戦の
きさらぎ賞(GIII)は1番人気に推されたものの2着に敗れていた。通算成績9戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の
石橋守騎手は
ゴウゴウキリシマで制した
シンザン記念(GIII)に続く
JRA重賞制覇で通算10勝目。管理する瀬戸口勉調教師は
マルカシェンクで制した05年
デイリー杯2歳S(GII)以来の
JRA重賞制覇で通算47勝目となった。