19日、阪神競馬場で行われた
阪神大賞典(GII、芝3000m)は、
武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝110円)
ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)が後方待機から徐々に進出し、4角で外から一気に先頭に立つと、逃げた5番人気
トウカイトリックに3.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分08秒8(稍重)。さらに4馬身差の3着には2番人気
デルタブルースが入った。
勝った
ディープインパクトは、
父サンデーサイレンス、
母ウインドインハーヘア(
その父Alzao)という血統。全兄に04年
スプリングS(GII)を制した
ブラックタイド(牡5、栗東・池江泰郎厩舎)、全弟に05年東京スポーツ杯2歳S(GIII)3着の
オンファイア(牡3、美浦・
藤沢和雄厩舎)がいる。02年セレクトセールにて7000万円で落札されていた。デビューから7連勝で05年クラシック3冠を制し、前走の05年
有馬記念(GI)では
ハーツクライ(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)の2着に敗れていた。通算成績9戦8勝(うちGI・3勝、重賞6勝)。
鞍上の
武豊騎手は、
アドマイヤムーンで制した
弥生賞(GII)に続き今年の
JRA重賞6勝目(通算223勝目)、管理する池江泰郎調教師は
ディープインパクトで制した05年
菊花賞(GI)以来となる
JRA重賞通算53勝目となった。