9/9(土)は中山・阪神の2場開催、秋競馬の開幕となる。2場とも晴れの予報、阪神は午後には気温30度を超える見通し。
■昨年は本番に繋がった
秋華賞TR
中山11Rの
紫苑S(GIII)は
秋華賞(GI)の
トライアル。昨年から重賞に格上げされ、さっそく2着の
ヴィブロスが本番を制した。今年は
オークスで9番人気ながら4着と好走し、前走で古馬相手に1000万下を制した
ディアドラらが人気の中心。3着までに
秋華賞の優先出走権が与えられる。
■ダート短距離のOP特別で8世代が激突
阪神の11R・
エニフS(OP)では3歳の
マイネルバールマンから10歳の
キョウエイアシュラまで満遍なく計8世代が出走する。
マイネルバールマン、4歳
ウインムート、5歳
イーデンホールと若い世代が人気の中心となりそうだが、古豪が意地を見せることが出来るか。また、「
エニフ」とは秋の星座として知られるペガスス座の恒星。
■
菊花賞の隠れ
ステップレース
阪神10Rの
野分特別。2009年の
スリーロールスはここと
菊花賞(GI)を連勝、2002年の
ヒシミラクルは
神戸新聞杯(6着)を挟んでここと
菊花賞を勝利している。今年出走する3歳馬は
グラットシエル・
サトノグラン・
サウンドテーブルの3頭。また、「野分」とは秋から初冬に吹く強い風のことで、秋の季語にもなっており、
エニフS同様レース名からも秋競馬の開幕を実感できる。
■スーパー未勝利に
トゥザクラウンら
阪神6Rの未勝利戦。
トゥザグローリーの全弟
トゥザクラウン、
ラストインパクトの全妹
パールズシャイン、
デニムアンドルビーの半妹
ラーゴブルー、フランケル産駒の
イルーシヴハピネスなどが出走。いわゆる「スーパー未勝利」に勝ち上がりを目指す血統馬が集結した。
■
ミッキーアイルの全妹が阪神で初陣
阪神5Rの新馬戦。GI・2勝の名マイラー・
ミッキーアイルの全妹となる
スターリーステージ(
父ディープインパクト)がデビュー戦を迎える。兄と同じ
音無秀孝厩舎で、兄と同じ「4回阪神1日目の1600m」の新馬戦での初陣。このレースには他にもGI・2勝の名ス
プリンター・
ビリーヴを母に持つ
ジャンダルム(父
Kitten's Joy)らが出走する。また、
ジャンダルムの姉・
フィドゥーシアが明日の
セントウルS(GII)に出走。
■中山新馬戦は近親に活躍馬多数
中山5Rの新馬戦は9頭立てながら血統背景からも注目の馬が多数出走。母がOP特別勝ち馬
モエレカトリーナの
ウインセイラー(父
アイルハヴアナザー)、兄に重賞勝ち馬
ケイアイチョウサンと障害の王者
オジュウチョウサンがいる
ラッキーチョウサン(父
オルフェーヴル)、兄に重賞勝ち馬
シンゲンとOP特別勝ち馬
ヤングアットハートがいる
ハービーナ(父
ハービンジャー)、兄に長距離レースで活躍した
ゴールデンハインドがいる
ロイヤルアフェア(
父ネオユニヴァース)、姉に
オークス3着の
アイスフォーリスがいる
バレリオ(
父ステイゴールド)、祖母に名マイラー・
ノースフライトがいる
ウサギノダンス(
父スクリーンヒーロー)など。
■阪神最終に
エアウィンザーが登場
GI戦線で活躍する
エアスピネルの全弟という血統背景から期待されながらも足踏みが続いている
エアウィンザー。阪神12Rの500万下に
M.デムーロ騎手で出走。今後の飛躍のためにもここで昨年10月以来の勝利を掴みたい。
■
三浦皇成騎手JRA通算600勝まであと「3」
JRA通算600勝まであと3勝としている
三浦皇成騎手。本日は中山で2・6・7・9・10・11・12Rと7鞍の騎乗予定。メインレースの
紫苑S(GIII)では
ポールヴァンドルに騎乗、混戦模様で充分勝機あり。日曜日には中山でこの日全騎手で最多の10鞍の騎乗予定。