「ローズS・G2」(17日、阪神)
桜花賞馬
レーヌミノルは2冠奪取へ向け、好スタートを決める構えだ。
クラシックホースの意地を示してみせる。
桜花賞では正攻法で
ソウルスターリングを完封し、G1ウイナーに輝いた
レーヌミノルだが、続く
オークスは13着。
ダイワメジャー産駒で距離延長を不安視されていたが、結果だけを見れば、血統の壁を乗り越えることはできなかった。
ただ、一気に800メートル延びた
オークスと違って3冠目の
秋華賞は2000メートル。マイルまでの強さや、優れた操縦性を考えれば、中距離なら克服できる可能性は残している。そのためにも1800メートルの今回は結果を出したい一戦。本番を占う大事なレースとなることは陣営も分かっている。
始動戦を前に、本田師は「前回は折り合いに専念し過ぎて、自分の競馬ができなかった。今度は流れに乗る競馬をしてほしい。それでダメだったら仕方ない」と積極的なレース運びを希望。
桜花賞のような堂々たる競馬で、次につなげる構えだ。
4カ月ぶりとなるが、中間の気配はすこぶる良好。6日の1週前追い切りでは、スピード感あふれる動きで併走馬に大きく先着した。「順調だね。体も若干大きくなっているよ」と成長ぶりに目を細めた指揮官。桜の女王に輝いた仁川で輝きを取り戻し、ラスト1冠へ主役として臨む。
提供:デイリースポーツ