「ローズS・G2」(17日、阪神)
偉大な姉の背を追うために、まずは重賞初制覇を決めておきたい。16年
オークス馬
シンハライトの異父妹
ミリッサは、クラシックの舞台にこそ縁がなかったが、立て直してから一気に2連勝。前走は古馬を相手にレコードと、良血開花の兆しを強烈に印象づけた。
前走後はここを目標に順調な仕上がり。井上助手は「カイバも食べていますし、すごく落ち着いている。精神面で大人になっていますね。自由自在に乗れる馬ですし、いいバネをしている馬」と目を細める。
シンハライトのほかにも、
アダムスピーク(11年ラジオNIKKEI杯2歳S)、
リラヴァティ(16年
マーメイドS)と兄姉に重賞ウイナーがズラリ。もちろん、
ミリッサにもタイトルを獲るだけの力は備わっている。
シンハライトは昨年の当レースを制し、
秋華賞に王手をかけたが、屈腱炎を発症して無念のリタイア。姉が成し遂げられなかった夢の続きを、妹がつなげてみせる。
提供:デイリースポーツ