スマートフォン版へ

【ローズS】ファンディーナ 真価の時 ソフト調整で皐月賞7着から巻き返す

デイリースポーツ
  • 2017年09月14日(木) 06時00分
 「ローズS・G2」(17日、阪神)

 3歳牝馬最後の1冠を見据え、ふがいない走りは見せられない。ファンディーナが13日、栗東坂路を余力十分に登坂。高野師いわく「100%ではない」出来だが、前哨戦クリアに十分な調教量をこなしてきた。皐月賞に挑んだ素質馬が、牝馬同士の一戦で地力の高さを見せつける。

 あえてソフトな調整に終始した。牝馬による69年ぶりの皐月賞制覇に挑んでから5カ月。7着敗退からの巻き返しを期すファンディーナは、栗東坂路でタイセイレガシー(3歳未勝利)と馬体を併せ、ウッドチップの感触をじっくりと確かめるように馬なりで登坂。最後まで緊張感を保ちながら、しなやかなフットワークでパートナーと併入した。

 タイムは4F55秒0-40秒0-12秒4。高野師は「やり過ぎないように、それでもきっちりと馬体を併せるという調整をしました。イメージ通りの調教ができましたよ。ここまで一杯に追うことはしていないですが、本数は重ねてきましたから」と納得の表情を浮かべた。

 デビューからフラワーCまで圧巻の3連勝。それゆえに今春は周囲の期待ばかりが先行していた。指揮官は「春は無理した調整ができない状況になってしまいましたからね。でも、今は体の維持に苦労しなくなった」と前向きに話す。

 一方で不安も残る。夏の暑さの影響で調整が遅れてしまった点だ。「体調は春よりはいいですが、100%ではない。(調整の)立ち上げが遅くなったのは確かですし、急仕上げの印象は否めません」と率直に語りつつ、「走れないシルエットではない。コンディションは春よりも今回の方が上です」と自信も口にした。

 現状は完調ではない。だが、それを補って余りある才能を秘めている。ここは真価が問われる一戦となりそうだ。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す