「ローズS・G2」(17日、阪神)
3頭併せの大外を、弾むようなフットワークで駆け抜けた。
桜花賞馬
レーヌミノルは13日、栗東CWで6F82秒9-37秒2-12秒1。軽めの内容ながらも直線は鋭い伸びを見せ、先行した
メイショウヴォルガ(3歳500万下)に半馬身、
ロバストミノル(4歳500万下)に3馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。
「全くの馬なりだったけど、全体的な時計は、今までの最終追い切りと比べるとやっている方だと思う。予定通りいっているし、仕上がりはいい」と本田師は状態の良さに太鼓判を押す。8月上旬に函館入りして、ここを目標にじっくりと調整してきただけあって具合はすこぶる良好。「体が大きくなって、背も高くなった」と馬体面の成長も口にした。
2冠制覇を狙った前走の
オークスは13着と大敗。陣営は距離克服に自信を持って臨んだが、結果的に2400メートルは長かったと言わざるを得ない。ただ、今回は1800メートル。女王
ソウルスターリングを退けた
桜花賞から1Fの延長なら、十分に対応可能とみている。
「中距離は持つと思うし、馬場が渋るのも問題ない」と指揮官。週末は台風の接近もあって、降雨は避けられない見通し。緩い馬場を味方につけた1冠目の舞台と、同じようなコンディションが予想される。まずは前哨戦で
桜花賞の強さを再現へ。実りの秋にするためにも、始動戦から結果を出してみせる。
提供:デイリースポーツ