「
東京記念・S2」(13日、大井)
好位の3番手から進んだ12番人気の
サブノクロヒョウが直線で抜け出して快勝。手綱を取った
和田譲治とともに、人馬そろってのうれしい初重賞制覇となった。2着は2番人気の
カツゲキキトキトが粘り込み、3着は3番人気の
キングニミッツ。1番人気の
ユーロビートは直線で伸びず4着に終わった。
管理する阪本一師も「正直ビックリした」と目を丸くした12番人気
サブノクロヒョウの大金星だ。なかなか重賞に手が届かなかった和田譲にとっても、02年のデビューから通算645勝目がうれしい重賞初Vとなった。
レースは最内から
カツゲキキトキトがハナを奪い、
ジャーニーマンが2番手。8戦ぶりに和田譲とコンビを組んだ
サブノクロヒョウは好スタートを切って絶好の3番手のポジションで折り合った。「道中はずっとリズムよく走れて、3、4コーナーでは“もしかしたら”と思う手応え。抜け出してからは、後ろから何も来ないでくれと必死で追いました」と和田譲は冷静に振り返った。
JBCクラシック(11月3日・大井)の指定競走として行われた
東京記念を制して期待が大きく膨らむ。阪本一師は「今はまだ考えてないけど、やっぱりJBCに行ってみたいね」と、大舞台へ駒を進める可能性を示唆。意外性を秘めたコンビが、今度はJRA勢の強豪に挑む。
提供:デイリースポーツ