「新馬戦」(17日、中山)
母モシーンは豪州G1・4勝の名血。評判の
ディープインパクト産駒プリモシーン(牝、美浦・木村)が、日曜中山5R(芝1600メートル)でベールを脱ぐ。木村師は「先のある馬と思ってやっている」と期待の大きさを伝える。
8月25日に入厩してからのケイコでは俊敏な動きを連発。13日の美浦Wでも、3頭併せの真ん中を軽やかな脚取りで4F52秒0-38秒1-12秒5を計時。ただ、指揮官は「時計は出るけど粗削り。まだ馬が若く、慌てて走っている感じがする。もう少しメリハリが欲しい」とあえて厳しめの
ジャッジを与える。それも求める要求の高さゆえだろう。「まだ鞍上の指示を分かっていない感じ。それで動けてしまうフィジカル面の強さがある」と素質を認めていた。
鞍上にリーディングジョッキー戸崎圭を配し、V態勢は整った。来年の牝馬クラシックを目指せる好素材。まずは初陣を無事に突破して
エリートコースに乗りたい。
提供:デイリースポーツ