「ローズS・G2」(17日、阪神)
ローズSで3週連続重賞Vを狙う
武豊騎手(48)=栗東・フリー=が14日、滋賀県草津市内の小学校で「スペシャル授業〜
武豊騎手を迎えて〜」と題された特別授業に講師として招かれ、同校の5、6年生の生徒にジョッキーになるまでの経緯や、仕事を通じての経験を熱く語った。
草津市教育委員会が行う「夢・未来を抱くスペシャル授業in草津」の要請によって実現したもので、同委員会によれば年に数回、各方面で活躍する著名人を招いて実施しているという。
武豊が同校で特別授業を行うのは12年10月以来2回目のこと。
武豊は集まったおよそ230人の生徒に対して「僕は小学生のころから厩舎にいて、周りに馬がいました。自分自身も競馬が好きだったので迷うことなくジョッキーになりました」と自身のエピソードを語り、「サッカー選手や野球選手とか、いろいろとなりたい夢はあると思うけど、それに向かって努力してほしい」とエールを送った。
参加した生徒からの「緊張をどう克服しますか?」との質問に「緊張することはあります。でも、レースで感じる緊張はうれしい。緊張は嫌じゃないですよ」と
武豊。「30年間騎手をやっていますが、今でもうまくなりたい気持ちはあります」と真剣な表情で答えた。
特別授業で「みんなの表情が真面目ですごい」と刺激を受けた様子の
武豊は今週のローズSで
リスグラシューに騎乗する。小倉2歳Sの
アサクサゲンキ、コリアス
プリントの
グレイスフルリープに続く3週連続重賞Vを目指す。
水曜日の栗東坂路で、文句なしの動きを見せた
リスグラシューに「最後の牝馬1冠に向けて
トライアルでいいレースをしたい」と話した。48歳になってもなお、存在感を示し続ける天才ジョッキーが今年も秋競馬を盛り上げていく。
提供:デイリースポーツ