15年9月に引退した元JRA騎手の藤田伸二氏(45)が15日、ホッカイドウ競馬の騎手を目指すため、
門別競馬場で騎手免許の1次試験を受験。「やれるだけのことはやったし、悔いはないけど思ったより難しかった」と感想を口にした。
電撃引退から2年。同氏は「“藤田伸二を乗せたい”という理由で馬主免許を取得した馬主さんもいる。生まれ故郷の北海道で、お世話になったオーナーの馬に乗れたら…と思ったのが理由」と再デビューを目指した経緯を熱っぽく語る。
この日の筆記試験に備えて猛勉強。現役時代よりも体重を減らして筋力や体力をアップさせるなど、復帰に向けて準備を進めてきた。「自分にメリットはない。恩を返すために騎手として復帰して、ファンが喜んでくれてホッカイドウ競馬が盛り上がればそれでいい。今、現場にいる関係者の邪魔にならないようにしたい」と胸の内を明かす。また、「今年だけの一発勝負」と今回限りの受験であることも強調した。
1次試験の結果は25日に発表。これをクリアして11月に行われる2次試験(実技・面接)を突破すれば、男・藤田の“ジョッキー第2章”が来年4月からスタートする。
提供:デイリースポーツ