「
神戸新聞杯・G2」(24日、阪神)
偉大な先輩に肩を並べるか-。名伯楽の悲願をかなえたダービー馬
レイデオロが始動戦を迎える。藤沢和師は「ここでどれくらいの競馬をするのかが大事。今後のこともあるし、秋のスタートを決めたいね」とV発進へ意欲満々。万全の仕上がりで臨む。
3戦全勝で挑んだ
皐月賞は5着に敗れて初黒星を喫したが、大一番で反撃に成功。名手ルメールの“神騎乗”もあり、世代頂点の座をもぎ取った。激戦後は福島県のノーザンファーム天栄で英気を養い、8月23日に帰厩。「体重は10キロくらい増えている。いい夏休みになったよ」と、指揮官はたくましさを増した姿に目を細める。
シンボリクリスエス(02年)、
ゼンノロブロイ(03年)といったかつての厩舎の大看板も、
神戸新聞杯から始動する“藤沢和流の黄金ローテ”を歩んだ。当時の阪神10F戦から12F戦に条件は変わっているが、「大きくてフェアなコース。
レイデオロ自身もあまり器用ではないタイプだし、広い方がいい」とトレーナーはレース選択の理由を説明した。
ここを使った後は
菊花賞をパスし、最大目標をジャパンC(11月26日・東京)に置く。古馬トップクラスとの対決を前に、負けるわけにはいかない。ダービー馬としての誇りを胸に、完璧な内容で秋初戦をクリアする。
提供:デイリースポーツ